【3社新プラン対応】中古iPhoneランキング!令和3年版おすすめ4機種

「中古iPhoneはどれを買うのが良いのか?」

これはかなりの難問です。使用方法ニーズ予算によって、おすすめは大きく変わってきます。

しかしだいたい年一ペースで発売されるiPhoneの各機種は、特徴がはっきりしています。

そこで、iPhoneの買取と、メルカリ等のフリマアプリ相場予測サービスを実施している弊社による、各中古iPhoneの特徴と、おすすめできるターゲットを徹底紹介・比較していきます。

おすすめ1位:まだ現役スペックの「 iPhone 7」

iPhone7とは、2016年9月に発売した、10代目となるiPhoneです。耐水、防塵に新しく対応しました。また国内モデルは「FeliCa」搭載で、Apple Payによる SuicaやiD、クイックペイなどのキャッシュレス決済利用が可能になりました。一方でイヤホンジャックの設置を終了しています。

主なスペックは以下のとおりです。

CPU      Apple A10 Fusion

メモリ   2GB

ストレージ          32, 128, 256 GB

ディスプレイ      4.7インチマルチタッチディスプレイ(画面比率約16:9)

解像度 1,334 x 750 ピクセル

カラー ジェットブラック、ブラック、シルバー、ゴールド、ローズゴールド

iPhone7をおすすめできる人は、

・なるべく安くiPhoneを買いたい

・「Face ID」(顔認証)ではなく「Touch ID」(指紋認証)がいい

・けど性能はある程度欲しい

という人になります。詳しく説明していきます。

中古価格相場がかなり下がった

実はiPhone7は少し前まで、最も多く流通していた中古スマホでした。新品のiPhone7を買った人が、Xsや11への買い替えを行っていたことが主要因です。

現在はこれが一段落し、中古スマホの主戦場は「8」に。また、iPhone8とほぼ同デザインかつ高スペックな「iPhone SE 2020」が発売されたことで、iPhone7の中古相場は落ちました。

これにより、2021年2月時点では「ゲオモバイル」「イオシス」などで1万円台前半から購入可能に。また「メルカリ」「ヤフオク!」などフリマアプリ系サービスでも、1万円弱~2万円で購入できます。

まだ戦えるスペック

iPhone7に使われるCPU「Apple A10 Fusion」は2016年に開発されたもので、だいぶ古い印象があります。

しかし、iPadの6世代、7世代に採用されたCPUでもあり、iPadの第7世代は2020年9月まで最新のエントリー向けiPadとして販売を続けた実績があります。

そのため、2021年現在でも、まだまだ現役の性能を誇るCPUであるといえます。最近まで販売が続いていたモデルであることから、アップデートも当面は適用されるはずです。

Touch IDでコロナ&花粉症対応◎

顔認証のみに対応している最近のiPhone機種と異なり、iPhone7は指紋認証でロックを解除するセキュリティ方式です。

そのため、外出先でマスクを付けることが多い昨今、ロック解除の難易度が最新のiPhoneより遥かに低いのが強みと言えます。

また仮に、この記事が公開してすぐにコロナが雲散霧消したとしても、花粉症シーズンでありマスクニーズは高いはず。マスクが手放せない人に嬉しいモデルです。

おすすめ2位:サクサク性能「 iPhone X」

iPhone Xとは、2017年11月に発売した、11代目となるiPhoneです。同世代のiPhone 8からフルモデルチェンジがなされ、ベゼルセル・ノッチつきデザインと、ホームボタン廃止、FACE IDの新搭載などを実施しました。ディスプレイも液晶からOLEDに変更しています。

主な性能は以下のとおりです。

SoC       Apple A11 Bionic 2+4コア

メインメモリ      3 GB

ストレージ          64, 256 GB

ディスプレイ      5.85インチ

解像度 2,436 x 1,125ピクセル

カラー シルバー、スペースグレイ

iPhone Xをおすすめできる人は、

・最近のiPhoneと同じ見た目がよい

費用は抑えたい

という人です。

買い替え進み供給多し

まず価格面については、2017年の発売から3年以上が経過したことで、徐々に買い替えの動きがでてきたこともあり、中古価格の相場も徐々に落ちてきています。

ゲオやイオシスでは3~4万円が中古相場で、未使用品の場合は5万円程度で取引されています。

これは新品のiPhone SE 2020と同等か、ちょっと安い程度。悩みどころです。次の項目が判断軸になりますので、続けて読み進めて頂ければと思います。

FACE IDやベゼルレス、ポートレートモードなど洗練

iPhone Xの強みは、現在最新のiPhoneにあたる「12」とほぼ共通の仕様であるということです。もちろん5Gや超広角撮影は非対応ですが、FACE IDによる顔認証のロック解除や、ベゼルが小さくより大きな画面などは、iPhone Xでも遜色ない出来栄えです。

背景をぼかして撮影できるポートレートモードは、iPhone SEでは簡易的なものを搭載するのみです。これはカメラのレンズがSEはひとつしかないためで、顔の輪郭をソフトウェアで処理することでぼかしを実現しています。インカメラも同様です。

一方のiPhone Xは2つのレンズで2枚の写真を撮影し、奥行きを測定した上でソフトウェアによるぼかし加工を行うので、より自然な写りになります。

また本体デザインも、最新の12シリーズと大きく異なりません。むしろカメラレンズが小さく抑えられており、12シリーズよりも洗練されています。

おすすめ3位:ゲームもカメラも抜群「 iPhone 11 Pro」

iPhone11 Proとは、2019年9月に発売した、13代目となるiPhoneのフラッグシップモデルです。iPhone XやXsのデザインのほとんどを引き継いでいます。

目立った違いは、超広角レンズを搭載した3眼アウトカメラです。その名の通り、広い範囲を撮影できます。またCPUの進化により、電池持ちが大幅に改善されています。一方で、3Dタッチ機能が削除されています。

SoC       Apple A13 Bionic 6コア

GPU      Apple A13 GPU(アップル独自設計 4コア)

メインメモリ      4GB

ストレージ          64、256、512GB

ディスプレイ 5.8インチ

解像度 2,436×1,125ピクセル

カラー スペースグレイ、シルバー、ゴールド、ミッドナイトグリーン

iPhone11 Proがおすすめと言える人は以下のとおりです。

・カメラやゲームなどを使いこなしたい

・だけど費用は10万円以内に抑えたい

・デザインを重視している

詳しく説明していきます。

性能は歴代iPhone最高レベル

19年に発売されたスマホのフラッグシップモデルとだけあり、性能は最高レベルです。

最新の12シリーズを横において、3Dをゲームや動画編集・書き出しなどをすれば違いがわかるかも知れませんが、逆にそうでもしない限り「ハイスペック」の一言で片付く性能です。

中古iPhoneでも電池もち◎

11 Proの大きなメリットに「電池持ち」があります。

12シリーズと比較してもバッテリー容量は変わりません。CPUの進化や、12Proよりも画面が小さいこともあり、11 Proの電池持ちは12よりも良いとされています。

また中古iPhoneという観点でも、まだ発売から日が浅いため、充放電回数が少なく、バッテリーの劣化が他機種よりも少ないというメリットがあります。

金属的でシックなデザインも◎

ここまで書いて、11 Pro最大のライバルとなるのはiPhone12なのではないかと思っている方もいらっしゃると思います。

実際、iPhone12の新品が8万円から購入可能な一方、11 Proのイオシスでの中古価格も8万円弱程度と、拮抗しています。

iPhone12とバッテリーやストレージは変わらず、変更点は普及途中の5GやMagSafe機能など限定的であることを考えると、性能差はほぼ変わらないといえます。

そこで判断基準になるのはデザインです。iPhone11 Proはシックなカラーで金属的、限定カラーのミッドナイトグリーンを中心に大人びたカラーです。

一方で12は、ブラック、ホワイト、ブルー、グリーン、レッドのカラーで、明るい原色系のカラーリング。若い雰囲気が伝わってくる色をしています。

アルミニウムと光沢ガラスが素材のため、安っぽくはないですが、どことなく漂う「プラスチック感」に納得が行かない人にとって、iPhone11 Proは高級感で所有欲を満たしてくれる一台になるはずです。

おすすめ4位:今が買い時「 iPhone 6s」

iPhone6sは、2015年9月に発売された、9代目となるiPhoneです。

指紋認証が6から更新され、さらに高速化しました。またアルミニウム7000シリーズを採用した本体は高い剛性を誇ります。

3Dtouchと呼ばれる圧力検知機能と、Taptic Engineによる高精細な振動に対応しています。

CPU      Apple A9 デュアルコア

メモリ   2GB

ストレージ          16,32,64,128 GB

ディスプレイ      4.7インチマルチタッチディスプレイ(画面比率約16:9)

解像度 1,334 x 750 ピクセル

カラー シルバー、ゴールド、スペースグレイ、ローズゴールド

iPhone6sをおすすめしたい方は、以下の通りです。

・とにかく安くiPhoneが欲しい!社内用とか子供用とか。

理由を解説していきます。

中古価格は底値

iPhone6sは、現在中古市場に流通しているiPhoneのうち、最もエントリークラスの「使える」機種です。使えるという表現をしたのは、iPhone6sには21年2月時点で最新のバージョンであるiOS14.4が配信されているということ。iPhone6にはこれが配信されていません。

アップル公式が、iPhone6sまでをサポートしていることから、最もエントリークラスに位置する「使える」機種と、独自に推定をしました。

発売が5年以上前ということもあり超リーズナブルで、現在の相場は未使用品でも2万円以下、中古品は1万円以下です。

LINEやツイッターを見る分には困りませんが、YouTube等の閲覧がすこししんどく感じるかも知れません。

おすすめできる品質の在庫も豊富

一方でiPhone6sの需要はピークアウトしており、現在は安価の中古端末が、店頭やECで豊富に見られます。実際に「イオシス」でも中古のiPhone6sは300件以上ヒットし、総在庫数は900台を超えます。使用感の少ないiPhone6sがあれば、塾通いの小中学生など、やむを得ずスマホデビューさせる際の「壊れてもいい」レベル感での適役と言えます。

また在庫量が多いことから、似た状態の中古iPhone6sをまとめて仕入れることも可能でしょう。通話やテザリング、社内向けチャットツールなど、リモートワーク向けの社用携帯にしても、社員から目立った不満は出ないはずです。

逆にメインマシンで使うには性能やバッテリー持ちで不満が出てきますので、あまりおすすめはできません。7以降と異なり、防水にも対応していないことには留意が必要です。

各社新プランで中古iPhoneはおすすめか?

最後に、3月からサービス提供の開始が予定される、大手キャリア3社の新プランと、中古iPhoneの相性についてみていきます。おすすめできるのか、できないのか、参考にして頂ければ幸いです。

新プランとは

3キャリアが新プランで大幅な値下げに踏み切ります。オンラインのみの受付で、店頭でのサポートや電話応対などのカスタマーサポートはすべて排除して、1つのみのシンプルなプランとすることで、実現したようです。

名称と価格は、Docomoが「amaho」(アハモ)で2,980円、auが「povo」(ポヴォ)で2,480円、ソフトバンクが「LINEMO」(ラインモ)で2,480円です。docomoは標準で5分のかけ放題が付きます。各社通話オプションを用意しますが、使用可能な通信量は20GBで横並び、ターゲットも揃って若年層向けです。

povoでiPhone7、6s利用は使えなくなる【回避可能】

まず、注意すべきポイントとして、「povo」をiPhone6s、7で使えない可能性があることが挙げられます。

iPhone7、6sは「3G音声通話」に対応していますが、auが2022年3月で3G通信サービスを終了することから、22年4月以降、iPhone7と6sでは3G通話が使えなくなります。

これを回避するために、iPhoneの設定から、「VoLTE」回線につながるように設定をしておく必要があります。

設定方法は、iPhoneの「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「音声通話とデータ」にある「VoLTE」を有効化するというもの。

SIMフリーモデルを別途購入した場合など、VoLTEが無効の場合は、auの「ネットワーク設定オプション」に申し込むことで、通信可能になります。

ahamo、LINEMOは問題なし

これとは対照的に、ソフトバンクは24年3月、Docomoは26年3月まで3G通信サービスを継続する計画のため、直ちに影響はなく、また利用者側で特定の操作が必要である旨もアナウンスされていません。

・まとめ 中古スマホ×新プランが有力な選択肢に

中古iPhoneによる「安いスマホ」×各社新プランの「安いキャリア」で、これまでなかった高品質な通信環境を格安で入手できる時代に、本格的になっていくことになります。

それこそ、YouTube等の動画サービスや、オンラインゲーム、テザリング等を行わない人にとって、フレッツ光等の固定回線は完全に無用の長物になる可能性もあります。

一方で中古スマホの選び方にはコツがあり、リサイクルショップの提示するコンディションの違いなど、事前に把握すべき事項はあります。

詳しくはこちら↓の記事で紹介していますので、お時間があればこちらもあわせてご確認ください。

中古iPhone買取相場のまとめ

iPhoneを手放す際、個人でのデータ消去や他人への譲渡が不安という方は一定数いらっしゃると思います。

また自分自身は大きな問題と感じていなくても、ご両親や友人のスマホ売却を手伝っているシーンなどで、個人情報の流出などトラブルを懸念する人と出会うこともあると思います。

そうした場合は、データ消去のノウハウがしっかりしている大手や、修理の技術を持ったリサイクルの企業などを利用することで、安心かつ無駄のない中古スマホの片付けが可能になります。

スマプラAI

最新の中古スマホ売却相場はスマプラAI」でも確認できるので、少しでも高いシーズンの売却を狙うのであれば、ぜひご覧ください!

コメント