
iPhoneのSIMカードを入れ替える前に準備するもの
iPhoneのSIMカードを自分で入れ替える際には、スムーズに作業するために準備するものがいくつかあります。
1.準備するもの
SIMカードの入れ替え作業は、携帯ショップに持参すれば対応してもらうことは可能です。
しかし、コツを覚えれば自宅で入れ替えることもできますし、難しくありません。
このうち、新しいSIMカードと新しいiPhoneは問題ないでしょう。
しかしSIMカードを取り出すSIMピンは、iPhoneを購入した時にアクセサリーとしてついてきます。
もしもなくしてしまった場合には、ペーパークリップで代用しても良いですし、自分自身で購入するという方法もあります。
このツールを差し込む穴の大きさは1mm以下で、ペーパークリップよりも太いヘアピンなどは、大きさの点で難しいかもしれません。
ちなみにこのSIMリリースピンは、「インジェクトピン」とか「SIM取り出し用ピン」などと呼ばれています。取手が付いた小さなピンです。
SIMカードの大きさも確認したほうが良いでしょう。SIMカードには3サイズがあります。
現在販売されている新機種なら、ほとんどが最も小さなNanoSIMサイズです。iPhoneの機種変更なら、iPhone6以降はすべてNanoSIMサイズなので、サイズ面で困ることはないでしょう。
もしも古いスマホのSIMカードが新しいiPhoneのSIMカードよりも大きな場合には、そのまま入れることはできません。携帯キャリアへ足を運び、小さなSIMをリクエストしてください。
2.SIMロックが解除されているか
SIMカードを自分で入れ替える際には、新しいiPhoneのSIMロックが解除されていることも必要不可欠な条件です。
もしも解除されていない場合には、新しいSIMカードを正しく挿入しても、iPhoneは読み取ってくれません。SIMロックの解除については、各携帯キャリアごとに条件があります。
その条件を満たせば解除してくれるので、まずはSIMロックの解除の手続きをした上で、新しいSIMカードに入れ替えましょう。
SIMロックの解除の方法などが分からない方は、別記事にまとめてありますので、こちらも参照してください。

iPhoneのSIMカードを入れ替える際の疑問点
iPhoneのSIMカードを入れ替えるということは、SIMカードに格納されているデータをそのまま新しいiPhoneへ移行することです。
どんなデータが移行できるのか、またアプリはどうなるのでしょうか?
1.SIMカードを入れ替えるとデータはどうなるか?
結論から言うと、SIMカードを抜いても、画像や動画などのデータが消えたり削除されることはありません。
新しいiPhoneにデータを転送すれば、iPhoneの機種が変わってもこれまでと同じ感覚で使い続けられます。
新しいiPhoneでも古い機種で使っていた画像や動画、アプリなどを引き継ぐ場合は、データ移行が必要になります。別記事で詳しい手順を紹介しているので、よかったら御覧ください。

iPhoneのSIMカードに収納されているデータは、そのiPhoneが使われている国の番号や通信会社の番号、またそのSIMカードに登録されている電話番号です。
つまり、電話番号や古いiPhoneで利用していた携帯キャリアのサービスは、SIMカードを入れ替えることで新しいiPhoneでも継続して利用が可能です。
しかし一方で、携帯キャリアと契約していたことで利用できていた通話サービスやSMS、キャリアメールなどは一切の使用ができなくなります。
ただしWi-Fiなどのネット環境があれば、インターネットやLINE、FacebookやTwitterなどのSNSは利用が可能です。
2.LINEなどのアプリはどうなる?
SIMカードを入れ替えても、カードの中にアプリ情報が格納されているわけではないため、アプリは自動的に新しいiPhoneへ引き継がれることはありません。
この場合には、iPhoneのバックアップを取り、新しいiPhoneへバックアップのデータを移行する作業が必要です。
データ移行の作業を行うと、アプリはそのまま移行できます。
しかしアプリの中には、LINEアプリのトーク履歴の様に、別途でバックアップを取らなければいけないものもあるので、注意しましょう。
LINEアプリの引き継ぎ方法は、こちらの記事で手順をまとめてます。
また多くは、アプリの移行はできても、内部での設定までは移行できないケースが多いものです。
そのため、アプリはアカウントの登録情報を確認し、ユーザーIDやパスワードをメモしておくことをおすすめします。
SIMカード入れ替えの手順
SIMカードを入れ替える作業は、手順を覚えればそれほど難しくありません。
1.iPhoneの電源をオフ
SIMトレイの位置を確認し、iPhoneの電源をオフにします。iPhoneの場合には、本体の右側にSIMトレイがついています。
1mmよりも小さな穴が開いているので、見つけることは難しくありません。iPhoneに充電ケーブルが接続されている場合には、外しましょう。
2.SIMトレイの穴にピンを差し込む
SIMトレイの穴にピンを差し込みます。力を入れなくても、ゆっくりピンを差し込んでいくと、トイレが自動的に引き出されます。
トレイを指でつまんでゆっくり引き出すと、中に挿入されているSIMカードが見えます。SIMカードはトレイの上に乗っているだけなので、トレイをひっくり返すとSIMカードを取り出せます。
3.新しいSIMカードをトレイにセット
新しいSIMカードをトレイにセットします。この時、カードの四隅のいずれかに切り抜きがあるため、形を合わせてセットしてください。裏表が間違ってもNGなので、表側が上に来るようにしてセットしましょう。
4.SIMカードを差し込み、電源を入れる
最後に、SIMカードをiPhoneに差し込みます。道具などは必要なく、指で軽く押せば入ります。
元通りにSIMトレーがセットされたら、電源を入れましょう。電源を入れると、iPhoneの初期設定がスタートするので、Wi-Fi接続されている環境が理想的です。
SIMカード入れ替え後の設定
SIMカードを入れ替えてiPhoneの電源を入れても、必ずしもそのまますぐに新しいiPhoneが使えるわけではありません。
APN設定も含めた初期設定が必要です。APN設定というのは、通信会社のネットワークが提供するアクセスポイントを決める作業のことで、これを行わなければどの携帯キャリアのサービスも利用できません。注意しましょう。なおAPNの設定が必要かどうかについては、携帯キャリアの動作保証端末一覧の中に明記されています。あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
1.iPhone編
iPhoneでAPN設定するためには、SIMカードを入れ替えた後にiPhoneの設定画面を開き、一般メニューから「情報」を選択します。そこには携帯キャリアのプロファイル情報が表示されています。
もしも正しく表示されている場合には、APN設定は必要ありません。表示されていない場合には、接続したいキャリアごとにAPN情報が異なるため、それぞれのキャリアに合わせて設定を行いましょう。
ただしこの作業は、Wi-Fi環境がないと作業できないので注意して下さい。もしも難しい場合には、店舗にiPhoneを持ち込めば、対応してもらうことができます。
2.Android編
もしもアンドロイドOSのスマホでAPN設定をする場合には、ホーム画面から設定アイコンを選択肢、無線とネットワークの情報を表示させます。「その他」を選ぶと接続しているモバイルネットワークが表示されるので、確認しましょう。自分でアクセスポイントを追加する際には、「+」ボタンを押せば新しいAPNを選択することも可能です。
事前登録なく買取価格をチェックできるリスマがおすすめ
リスマなら面倒な事前登録は必要なく、質問に答えるだけで買取価格をチェックすることができます。
買取金額が気に入ったら申込に進み、梱包の箱は無料でご自宅に送付します。届いた梱包材に商品を詰めて発送するだけで買取ができます。
質問にご回答頂いた内容と異ならない限り、最初にチェックした金額で買取ができるので安心。回答を間違えたりなどで、査定金額が下がって納得いかなれば、返送も無料です。
契約書はすべてWEBで完結し、身分証は画像アップロードするだけです。忙しい方や、店頭まで行くのが面倒くさい方におすすめです。
