1.この記事でわかること

この記事では、
- SIMフリーのiPhoneとは何か?
- どういったメリットが得られるのか?
- SIMフリーにするにはどうすればよいのか?
といった点を取り上げています。
SIMフリーにすることで格安スマホとして利用するケースが増えていますが、Androidに比べてiPhoneはあまり格安スマホには向いていないという意見もあります。
そうした一般的な見解が正しいのかどうか?実際にSIMフリーでiPhoneを使ってみるとどうなるのか?試してみる前に知っておきたいポイントを見てみましょう。

2.iPhoneのSIMフリーとは?
SIMフリーのiPhoneとは、その名前の通り、「SIMフリーの状態にあるiPhone」のことです。そうなると、まずSIMフリーとは何かについて、知っておく必要があります。
一般的なスマートフォンでは、NTTドコモ、au、ソフトバンクといったキャリアで契約を結んで購入・利用することになります。こうした大手のキャリアを利用することで高速回線や安定した接続環境で利用できるわけですが、月額料金が高いというマイナス点があります。そこで台頭してきたのが、「格安スマホ」と呼ばれる契約形態です。
スマートフォンには、必ず「SIMカード」と呼ばれる小さなICカードが本体に挿入されています。iPhoneの場合は右上の側面に埋め込まれているもので、このSIMカードに固有のID番号が記録されており、携帯電話としての利用や、ネットの接続などが可能になるのです。
上述したキャリアで契約したスマホの場合、その通信会社でしかスマホを利用できないよう「SIMロック」と呼ばれるロックが施されています。つまり、そのスマホは契約したキャリアでしか使うことができないわけです。
これでは大変不便、というわけで注目されるようになったのが、SIMロックがかけられていないSIMフリーのスマートフォンです。例えば、もともとソフトバンクと契約して購入したiPhoneを、格安の通信会社と契約したうえで継続して使用する、といったことができるようになるのです。
このように、SIMフリーのiPhoneとは契約する通信会社を問わず利用できる便利なものなのですが、当然、大手の通信会社で購入したiPhoneにはロックがかけられています。ですから、SIMフリーのiPhoneを利用するためにはこのロックを解除するか、もともとSIMフリーのiPhoneを購入する必要があるのです。
もともとSIMフリーのiPhoneはアップルで購入することができますが、これまで使ってきたiPhoneをSIMフリーとして使いたい場合には、自分でロックを解除する必要があるわけです。この点が不便な面と言えます。
3.SIMロック解除のメリット・デメリット
SIMロックを解除することで契約した通信会社からの「縛り」がなくなる、とのイメージからメリットばかりと思われがちですが、必ずしもそうとは言えない面もあります。メリット・デメリット両方を踏まえたうえで、有効に活用していくことが求められます。
メリットは何と言っても好きな通信会社と契約できることで、格安スマホとして利用すれば月額利用料金を大幅に節約することも可能です。さらに、大手キャリアによく見られる「2年縛り」がなくなり、好きな時に通信会社を切り替えることができるようになります。
一方、格安SIMを契約して使う場合、先述した大手キャリアのメリットである高速・安定した通信環境が得られなくなるので、不安定になってしまう面があることがデメリットの筆頭に挙げられるでしょう。また、月額利用料金は安くなるものの、携帯電話としての通話料金が高くなってしまうことが多いので、通話をよく利用する人は注意した方がよいでしょう。
ただし、このデメリットは契約する格安SIMによって異なるため、各社の特徴をよく調べた上で契約すれば問題ありません。実質、SIMロック解除をするデメリットはほとんどないため、これから格安SIMを使いたいと考えている方は、次の方法を読んでSIMロック解除をしましょう。
4.各社SIMロックの解除の条件
SIMロックを解除するには、それまで契約していた通信会社の条件を満たす必要があります。通信会社としては当然、SIMロックをかけたままで顧客を「囲い込んだ」方がよいので、解除にはあまり前向きではない部分もあり、注意したいところです。
特に注意したいのは、契約とともにスマホも購入したときに分割払いをしたケースです。どの通信会社でも、機種代の支払いが残っている場合には解除することはできません。
この点は大手の通信会社すべてで共通しており、購入から101日目以降、もしくは残高清算後に解除することができます。
一方、一括払いでスマホを購入した場合には、支払い確認後、すぐに解除してもらうことができます。ただ、購入状況によって、各社それぞれの条件を満たさなければならないケースもでてきます。
ドコモは「端末購入サポート」を利用して購入した場合には購入日から101日目以降、
auは「au購入サポート」を利用して購入した場合に同じく101日目以降、
ソフトバングは「一括購入割引」で購入した場合にやはり101日目以降に解除できるようになります。
これらのケースは一括購入時に割引料金が適用されるため、このような「縛り」が発生します。
5.SIMロック解除には3つの方法がある
こうした各社ごと、またはスマホを購入した状況ごとの条件を満たしたうえで、SIMロック解除を行うことになります。解除には3つの選択肢があります。
1.各キャリアの店舗で手続きをする方法
わからないところはスタッフにやってもらえばよいので、簡単です。ただ、実際に販売店で購入や問い合わせをした時に経験することですが、店内で待たされることが多く、契約を勧誘する時は丁寧でも、解約やこのようなSIMロックの解除など、店舗の利益にならないことに対してはあまりよい対応をしてくれないこともあります。
解除手続きをする場合には、各キャリアとも3000円(税別)の手数料が発生するので注意しましょう。また、利用する際には必ず本人確認書類が必要になるので、これも忘れずに用意しておきましょう。
2.電話で申し込んで手続きをしてもらう方法
これはNTTドコモとauが対応しているサービスで、ソフトバンクは利用できません。auは、販売店から端末契約のみで購入した場合に対応しています。
注意したいのは受付時間です。NTTドコモは午前9時~午後8時までと比較的長い時間対応していますが、auは午前10時~午後6時までと短いので気を付けたいところです。
3つ目は、Webから申し込んで手続きする方法
時間を気にする必要もなく、店舗に訪れる面倒もない、しかも手数料もかからないので、Webで解除する方法はもっとも魅力的な選択肢と言えるでしょう。だからこそ正しい使い方を知っておきましょう。
NTTドコモ、au、ソフトバンクいずれもこの解除方法に対応しており、ホームページに専用のページが用意されています。
キャリアを問わず、契約者本人が購入したスマホで先述した解除条件を満たしていることが大前提です。
中古で購入したり知人・友人から譲り受けた場合には、Webからの申込ができるのはdocomoのみになるので、それ以外のau、Softbankの場合は、各キャリアの店頭から手続きをしましょう。(2020年7月現在)
SIMロックを解除する時に少々面倒なこと、格安スマホとして利用する時にいくつかのデメリットが出てくることがありますが、賢く活用することで、スマホ代を節約しつつ使っていくことができるようになります。
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